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何故男は顔射に性的興奮を感じるのか？
顔射とは、アダルトビデオ業界が苦肉の策として発案した映像表現である。インディーズＡＶが登場するまでＡＶはモザイクが大きく「本当に射精しているのか？」という疑惑がつきまとっていた。それを払拭させるためによく見える場所に発射、さらに美しい女性の顔にかけることでの征服感を達成させる目的もあって顔射は一般的になったのだ。
90年代中盤になって、日本では大量の男優により行う「ぶっかけ」が流行となった。
しかし、顔射を実際のセックスでやりたがる、あるいは実行している男たちを批難する声がある。また、顔射の場合、女性が得られる快感は無く、何のメリットも無いという声もある。
顔射男にとって、顔射が物理的に気持ちいいかどうかは関係ない。顔射に性的興奮を覚えるという回路は、アダルトビデオの「ぶっかけ」等の顔射シーンを何度も繰り返し視聴することで形成されるものである。
一方、好奇心や愛する男性の精液を受け止めたい人、またはマゾヒスティックな性向を持つ人、或いは男性と同じく思い込みに依り顔射を受け入れる女性もいるようだ。
だが、顔射に及ぶ際には、事前に相手の意向を聞いておくべきであり、相手が嫌がる場合は無理強いをしないのはマナーである。
